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施設・里親出身者にセカンドチャンスを!

虐待と貧困、負の連鎖を断ち切る!
社会的養護の出身者たちを、社会に出てからも応援する
「夢の奨学金」を立ち上げよう!

目標 児童養護施設や里親など社会的養護のもとで育った当事者たちが、社会の中で、経済的・精神的により自立し安定した生活ができるよう応援することで、次世代への虐待や貧困など負の連鎖を断ち切ります。
寄付金の使途 寄付金を活用し、中学・高校卒業後、就職して社会に出た社会的養護の当事者を対象に、ステップアップ・キャリアアップのために必要な知識や技能を身に付け る学習・教育資金を支援する「夢の奨学金」を立ち上げると同時に、本人に伴走するサポーターが学業やキャリアアップの相談に乗る体制を整えることで、経済 面・精神面の両面での自立を応援します。
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社会的養護下で育つ子どもの現状
児童養護施設、乳児院、里親等の社会的養護下で育つ18歳未満の子どもは、2012年度末で36,564人に上ります。里親等の比率が概ね半数を超える諸外国と比較して、施設で暮らす子どもが多い点が、日本の特徴と言われています。
高卒で就職する子どもは7割に上る
社会的養護の子どもたちの7割は施設を退所するとすぐに就職しています。高卒者全体で見ると、就職する子どもの割合は16.9%に留まっており、社会的養護下の子どもの就職を選択する割合が際立っています。

社会的養護下で育つ子どもの81%は中学・高校卒

社会的養護とは、何らかの事情により親元で暮らすことができない子ども(18歳未満)を保護し、児童養護施設や里親のもとなどで育てることを言います。2012年度末の時点で、社会的養護下で育つ子どもの数は36,564人に上ります。子どもが社会的養護に至る最大の要因は児童虐待で、親の精神疾患が続きます。親自身も前の世代から続く貧困の再生産や、厳しい社会の仕組みの中で、子どもをきちんと育てたくても育てられない親が増えているという、厳しい現実があります。(※1)
社会的養護による支援は、制度上、18歳になると終了を迎え、子どもたちは、施設や里親から離れて“自立”を余儀なくされます。そのため、進学費や生活費を賄えず、大学や専門学校に進学する子どもは約2割にとどまっています。

※1 厚生労働省「児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会」資料より

一度“自立”した後の支援策はごく僅か!

こうした中で、社会的養護の子どもたちの大学進学を支援する奨学金として、日本国内にも約20種類が存在しています。募集人数が少ないこと、支援金額や使途に制約があることなどの課題はありますが、こうしたサポートによって、高等教育への進学を実現できたという成果が着実に生まれています。
一方で、社会的養護下の子どもたちの約7割を占める、中学・高校卒業後に就職する子どもたちの多くは、飲食業やサービス業など、低賃金や不安定な就労形態で働いており、いざという時に頼れる親や故郷もない中で、厳しい生活を送っている人が多数います。 このような、一度“自立”したと言われる社会的養護の当事者に向けた支援策は、さらに不足しています。
例えば、現在38歳の施設出身者のAさんは、高校卒業当時は奨学金がない時代であったため、大学への進学という道はありませんでした。高校卒業後は、当時は資格がなくても働くことができた高齢者介護の仕事につき、現在は施設経験者の就労支援事業に携わっていますが、Aさんは資格をもっていないため、現在働きながら通信課程の大学に通っています。(※2)
仕事を始めた後に、仕事のスキルを高めたり、新しい経験を積んだり、より体系的な学習を通じて専門知識を蓄えたりすることで、キャリアアップ・ステップアップを応援するような支援制度・奨学金制度は、現時点では皆無という状況です。

※2 支援団体へのヒアリングより

お金と人のサポート 両輪で必要

前述した奨学金プログラムにおける大きな課題の一つに、中途退学の問題があります。奨学金で学費や生活費の一部を支援しても、さまざまな事情で学業を続けられなくなる当事者が後を絶たないのです。その理由は、学費や生活費を卒業まで支払い続けることが難しいことが挙げられます。学業の傍ら、月100時間を超えるアルバイトをしなければ生活が維持できず、結果的に学業にも打ち込めない、といった子どもたちも多数います。
こうした中、ある奨学金プログラムでは、奨学金で支援した子どもたちに、ケースワーカーなどを配置し、本人の相談に耳を傾ける人的な支援を行うことで、従来3人に1人が中退していた状況を、10人に1人まで減少させることができたという実績を上げています。18歳になり施設の外に出てから1人で生きていかなければならない当事者にとっては、奨学金による金銭的サポートに加えて、悩みを打ち明けたり、将来を見据えてともに伴走してくれる人が寄り添うことが、きわめて有効な支援策となりうることが分かってきました。それは、一度社会に出た後で学業を再開しようとする場合も同じです。

いま、何が求められているか?

社会的養護の当事者が、就職して社会に出た後でも、本人の学習やスキルアップに対する意欲を引き出し、実現させるような奨学金制度が求められています。また、それらを応援するためのサポート体制も同時に築くことが必要です。

課題解決のためのプラン

中学・高校卒業の社会的養護の当事者に、スキルアップやキャリアアップに必要な学習・教育の機会を実現するための奨学金「夢の奨学金」を立ち上げます。また、当事者の悩みをサポートする人的な解決体制を構築・強化することで、キャリアアップや転職を成功に導き、奨学金の成果を高めていきます。このような奨学金と人的サポートを両輪で支援する体制を築くことで、社会的養護の当事者たちのさらなる自立を応援する仕組みづくりを図り、虐待や貧困といった負の連鎖を断ち切ります。
まずは1地域でスタートし、そこで得られた実践的知見をもとに、仕組みの改善を図りながら、全国各地に同様の支援制度を広げていきます。

ナビゲーター
芳川 龍郎

日本財団
ソーシャルイノベーション本部
公益チーム/預保納付金事業チーム

このプログラムのミッションは、児童養護施設や里親など社会的養護のもとで育った当事者に対する奨学金の機会をより多くつくり、彼らの親の代から続く貧困の連鎖を断ち切るところにあります。18歳当時は、奨学金もなく進学ができなかったとしても、「セカンド・チャンス」があればステップアップにつながります。それが経済面、精神面の両面での、さらなる自立の応援へとつながるのではないかと考えます。
新卒者を対象にした奨学金が多い中で、「セカンド・チャンス」のための奨学金はありません。
一緒に新しい奨学金制度を作りましょう!応援よろしくお願いいたします!

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