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ゆめちょ物語

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災害復興支援専門のネットワークに参加

静岡県ボランティア協会自体は、本来は日常のボランティア活動の推進がミッションです。東日本大震災以降は災害に関する業務の割合が大きくはなっていたんですが、これからは災害関連の支援により軸足をおきたいなと思い、2012年に現在事務局長を務めている「震災がつなぐ全国ネットワーク」(以下、震つな)に移ることになりました。震つなは、阪神淡路大震災をきっかけに徐々にできあがってきた災害復興支援活動を専門とする団体のネットワークで、現在27団体が加盟しています。

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松山氏の本拠地は「震つな」事務局が置かれている名古屋だが、活動エリアは全国に及ぶ。

震つなは自治体などに比べて大きな組織ではないので、あまねく人に平等な支援、ではなくて、エリアは限られていたとしても必要なところにちゃんと支援を届かせよう、というスピリットです。そもそも支援とは、被災された方々が必要としていることに対して始まるはずなんですが、支援する側が「これが必要だ」と思ったことを一方的に持ち込んでしまうことも多い。そうならないように、震つなでは、住民に一番近いところで活動しながら住民の声を聞き、支援が届きにくい人たちにも必ず届けるんだというのを大事にしています。

 

現地受け入れ先との関係づくりが鍵

災害が起きたときには、被災地に入る前に、地域の自助で対応すべきか、あるいは我々のような外部支援者が行くべきか、まず被災者のおよその人数や災害の規模によって判断をします。そして実際に現地に入るとなった場合に必ず行うのが、現地でボランティアや支援NPO団体の受け入れ先となるところとの意思疎通です。

全国すべての自治体ごとに設置されている「社会福祉協議会」(=以下、社協)という組織がその受け皿となりボランティアセンターを運営していることも多いのですが、社協は本来、地域の中の福祉課題を地域の人たちと一緒に解決していくための組織です。つまり地域内の情報には詳しくても、まったく知らない人たち、外部の人間と一緒に活動するという経験は通常あまりありません。しかも災害発生という有事の混乱の中で、外部の支援者に突然来られても、誰を信用してどう支援活動を進めたらよいのか社協側もわからないのです。

ですから私たちはまず、「外から支援に入るのでよろしくお願いします」ということを社協などの現地受け入れ先にお話してまわります。そして支援活動に必要な資器材を提供したりなど、相手が受け入れやすい種類の支援から始めます。勝手なことはしません、危なくない人間ですよ、と伝えて下地を作るんですね。今年8月の広島の土砂災害時もそこからのスタートでした。


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