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ゆめちょ物語

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――― 普通の訓練ではあまりやりませんが、実際はそういうことも起きるんですよね。

higuchi-2はい。避難訓練の先の避難所訓練までされていることがまず貴重なのですが、今行われている避難所訓練というのも、やはり避難するまでと、実際にそこで皆さん決められた役割を演じるというところで終わるので。何日間その状況が続くかわからない中で、自分たちは何をすべきか先のことを考えながら回していく、そうなるとリーダーシップも求められてくるのでそれも経験になります。

――― こうした被災者支援拠点訓練を行うと災害時の備えにはもちろんなりますし、逆に日常的に存在している多様なニーズというものにも気づくというか。副次的ではありますが、実はそういう意味で大きな機会になるのではとも感じます。

おっしゃるとおりだと思います。避難所運営訓練とか被災者支援拠点運営訓練といっても、真面目に堅苦しく行うのではなく、ロールプレイングのゲーム性のようなものを取り入れる中で、ああ、こういうことに自分は気をつけていたつもりだったけれど気をつけられていなかったとか、実は自分の家族がそうだったとか、いろんなケースに気づかれるようで、参加者の皆さんの感想を見ていると非常におもしろいです。

 

訓練を広めるために、自治体と連携した人材育成を

――― こうした訓練をどのように広めていくのか、また、被災者支援では国レベルでも様々な取り組みがありますが、その中での今回のプロジェクトの位置づけはどうでしょうか。

広めるためにはとにかく人材育成が必要で、今はこの訓練を指導できるのが1ケタの人数、おそらく5人くらいだと思いますが、それを10人、20人と増やしていって10倍の人数にまでしていかなければならないと思っています。また、昨年までのモデル的に実施した訓練については、テキストとして使える形にまとめていて、各自治体のご関心を持たれた方や、こうした被災者支援拠点訓練をしたいという方々向けに、オーダーをいただければ冊子をお配りできるようにしています。

今後は、この取り組みはある意味、思い切って、ボトムアップではなくてトップダウン式に進めていくものだろうと思っています。つまり、規定の避難所を開設するのには地方の自治体が権限を持っていますので、まず自治体の職員の皆さんに被災者支援拠点という観点が必要だと認識してもらい、そこで人材を育てていく仕組みが必要だからです。これは消防庁などの関係省庁とも相談しているところですが、できれば認定制度として落とし込んで、各地方自治体に展開していくことを今考えています。被災者支援拠点を取り回せる人と、その人材を育てることができる人を、〇〇マネージャーというような資格名を付けて広めていきたいですね。

――― ありがとうございます。本当に充実したお話で、これからの展開が楽しみですね。また、今日はあまり詳しくお話できませんでしたが、各地域で災害支援に当たっている団体さんの例えばマニュアルづくりや、組織体制、マネジメントといった部分に関しては、プロボノでのサポートも含めて取り組んでいきたいと考えています。その進捗状況も、ゆめちょのホームページでご紹介していきますのでご注目ください。


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