あなたの投票が決める社会貢献
夢の貯金箱

日本財団夢の貯金箱Facebook

ゆめちょ物語


MISSION3 障害者を一流のショコラティエに!
2014.09.04
障害者と一緒に、チョコレートで生きていく
ラ・バルカグループ 代表 夏目浩次氏との対話  

ページ:1 / 4

ゆめちょフォーラムの対談、三人目は、「障害者を一流のショコラティエに!」のミッションでキーパーソンとなる、夏目浩次氏です。

10年以上に渡り、障害者就労の場の創出、工賃アップに取り組んでこられた夏目氏。今回、新たに挑戦するショコラティエ事業のもつ大きな可能性を、熱く語っていただきました。(聞き手:サービスグラント代表 嵯峨)


 

脱サラで飛び込んだ福祉業界

 ――― まずは、夏目さんのふだんのお仕事などをご紹介いただき、今回のミッションで目指していること、概要をお聞かせください。

はい。ラ・バルカの本拠地は愛知県豊橋市で、立ち上がったのが約11年前です。障害を持った方々の就労支援、一緒に働く場づくりを中心に行っていますが、それに加えて生活の支援や、特に障害の重度な医療依存度の高い子どもたちのクリニック事業など包括的に展開しています。今、東は東京から西は高知まで、事業としては飲食事業が多いのですが非飲食事業も合わせて15拠点、200名以上の障害を持った方を雇用したり、利用していただいたりしています。有名なところでは、現在5店舗、障害を持った人が働くタリーズコーヒーを運営しています。

――― 既に15拠点で200名以上を雇用していらっしゃるということなんですが、夏目さんはずっと福祉分野の方なんですか。

いや、もともとは土木工学出身で、都市計画、鉄道の駅とか道路や橋とかの設計コンサルを専門にやっていました。

――― それがどうして、こうした福祉就労の分野に入られたのか、簡単にお願いします。

超簡単に言いますと、サラリーマンには向いていなかったということです。

――― そうなんですか(笑)。

当時、交通バリアフリー法、鉄道やある一定の規模を持つ乗降客の駅をバリアフリー化しましょうという法律ができたんです。でも実際は、障害を持つ人のためにここにエレベーターをつくりましょう、ではなく、いろんな都合でだいたいプランを変えられてしまって。「夏目君は理想を言い過ぎだ、仕方ないという言葉を覚えなさい」と言われて悶々としていたときに、ある本がきっかけで、障害を持った人の給料が月に1万円にも満たないという世界を知って、ええっと驚いたんです。それで地元の豊橋のいろんな福祉団体や事業所を回ってみたら、当時、その地域では月平均3,000円から4,000円が、障害を持った人がもらう額だったんですね。

金額にも確かに驚きましたが、一番ショックだったのは、現場で働く健常者の職員さんたちが、「まあこれで仕方ないんです」と言うことです。障害が重たいから仕方ない、と。でもどうも僕の中では、障害が重いから3,000円なんだという方程式が成り立たなくて、きっと福祉業界の中にそう言わせてしまう何か要因があるんだろうなと。

これはもう僕はサラリーマン向いていないし知らない世界を見てみよう、という気持ちで、やったことのないパン屋を、障害を持った人を3人雇用して11年前に始めました。

――― そこから先の試行錯誤のストーリー、ある意味、実は七転び八起きをされるわけなんですが、それについては、「夢の貯金箱」サイト上の別のインタビューに詳しく載っていますので、そちらをぜひご覧になってみてください。


この内容について、あなたのご意見・ご感想をお聞かせください。

その他の寄付金プログラムこのページのTOPへ